感覚的な特徴だけで提供しない【7.1.3.3 感覚的な特徴に関する達成基準】
【2014.10.28】毎月1回発行
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こんばんは、レボネット株式会社の坂井です。
秋が深くなってきましたね。京都はあと1ヶ月ほどで紅葉シーズンです。
今年もあと2ヶ月ほど、紅葉観光の後は年末を迎えて年越しまで、
あっという間に過ぎそうですので、1日1日を大事に過ごしたいですね。
このメルマガでは、平成22年8月20日に改正されたJIS X 8341-3:2010に
ついて簡単にわかりやすく解説していきます。
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■感覚的な特徴だけで提供しない
【7.1.3.3 感覚的な特徴に関する達成基準】
本日は、7.1.3.3 感覚的な特徴に関する達成基準についてお伝えします。
JIS規格の説明部分については、以下の通りです。
「コンテンツを理解し操作するための説明を、
形、大きさ、視覚的な位置、方向又は音のような、構成要素がもつ
感覚的な特徴だけで提供してはならない。
注記1 色に関する要件は、7.1.4が対応している。
注記2 この達成基準は、等級Aの達成基準である。」
この達成基準を満たすことで、例えば、全盲の方の場合、
「円いボタン」や「右のボタン」などと記載したコンテンツについて、
形や位置を理解できないことがあります。
形や位置などを用いて情報を提供することは、
認知能力が低下している方にとっては、わかりやすくて
効果的な手法となります。
そのため、「円いボタン」などの形を用いて情報を提供することに
加えて、補足の情報を提供することで、
全ての利用者にコンテンツを理解できるようにすることが求められております。
まずは、現在のサイト内で、形、色、位置などで表現されている
箇所を探して、そのような感覚的な表現以外の情報も提供して、
改善してみてください。
本日はここまで。
次回は、【7.1.4 識別可能に関するガイドライン】についてお伝えします。
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【編集後記 SEOについて】
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1週間前位からペンギンアップデートが実装されましたね。
今回の影響は全体の数%程度のようですので、久しぶりの更新の割に
大きな変動は起きなかったみたいです。
弊社管理サイトにおいても、影響を受けたと思われるような
サイトはありませんでした。
ディレクトリ登録をはじめ、有料リンク対策が難しくなり、
商用サイトのリンク取得は厳しいものになってきております。
商用サイトであってもサービス紹介・商品紹介・会社概要だけでなく、
ユーザーが求める情報ページの提供が必要となってきました。
コンテンツSEOを行う場合は充実した情報ページが必須の流れになり、
PPCなどの広告で集客する場合は情報提供のページがなくても
集客して反応を得ることはもちろん可能です。
サイトの充実をコツコツ行うことは重要ですが、今やっている
作業は何のためにやっているのか、しっかりと整えて計画的に
取り組んでいくことが必要ですね。
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