情報をテキストで提供する【7.1.2.8 収録済みのメディアの代替コンテンツに関する達成基準】
【2014.5.27】毎月1回発行
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こんばんは、レボネット株式会社の坂井です。
2014年5月20日にGoogleからパンダアップデート4.0が
発表されましたね。久しぶりの変動ですが、編集後記で詳しくお伝えします。
最近は少しずつ暑くなってきて、もうすぐで梅雨入り、
1ヶ月ほど雨の時期になりますね。
過ごしやすい日々はもうすぐ終わりを迎えそうです。
このメルマガでは、平成22年8月20日に改正されたJIS X 8341-3:2010に
ついて簡単にわかりやすく解説していきます。
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■情報をテキストで提供する
【7.1.2.8 収録済みのメディアの代替コンテンツに関する達成基準】
本日は、7.1.2.8 収録済みのメディアの代替コンテンツに関する
達成基準についてお伝えします。
JIS規格の説明部分については、以下の通りです。
「すべての収録済みの同期したメディア及びすべての収録済みの
映像しか含まないメディアに対して、時間の経過に伴って
変化するメディアに対する代替コンテンツを提供しなければならない。
注記 この達成基準は、等級AAAの達成基準である。」
画面のキャプションについて、全く見ることができなかったり、
視力が弱くて確実に読むことができない利用者、
または、音声ガイドを全く聞くことができなかったり、
聴力が弱くて確実に聞くことができない利用者に対して、
テキスト形式で全ての情報を提供することにより、
より十分なコンテンツが利用できるようになります。
具体的には、以下の内容も含めてテキストで提供します。
・映像内の人物の動き・表情、現場の状況など
視覚的な情報を十分に説明する。
・発話だけでなく、笑い声や映像内以外から聞こえてくる
声や音など、全ての聴覚的な情報を十分に説明する。
以上を実施することにより、音声ガイドだけの提供よりも
多くの視聴覚的な情報を提供することができます。
また、そのようにテキストで提供することによって、
点字ピンディスプレイを使って情報を取得することも
できるようになります。
本日はここまで。
次回は、【7.1.2.9 ライブの音声しか含まないコンテンツの
代替コンテンツに関する達成基準】についてお伝えします。
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【編集後記 SEOについて】
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冒頭でもお伝えしましたが、2014年5月20日にGoogleから
パンダアップデート4.0とペイデイローン・アルゴリズムの更新が
同時に発表されたようで、最近では比較的大きな検索順位の変動が
起こっています。
ペイデイローン・アルゴリズムは特定の検索クエリをターゲットとした
更新でスパム排除のための対策ですが、日本での影響は限定的なようです。
また、パンダアップデートは、内容が薄くて低品質なコンテンツの評価を下げ、
高品質なコンテンツを上位表示させる更新です。
弊社管理サイトでも多少の影響が見られ、古いリンクの効果が高いと
思われるけれども、ページ数や内容が少ない、コンテンツが薄いサイトが
あったのですが、今回の変動で順位を下げました。
対して、そこそこコンテンツを充実していっているサイトは
あまり影響を受けませんでした。
GoogleのSEOにおいて、外部リンクの施策が重要な指標であることは
今でも変わりませんが、ペンギンアップデートの実施によって、
その質が問われるようになりました。
また、パンダアップデートによって、コンテンツの質を解析する仕組みが
充実してきたことで、感覚的には、順位決定する比重について、
以前はほとんどがリンクによる評価だったものが、コンテンツの評価基準も
高まり、オーサーランク(著者の評価)なども基準に含まれるようになり、
より複雑化してきています。
「今でもリンクだけで上位表示される」
「今はリンクではなく、コンテンツで上位表示させる」
どちらかの考えに偏るのではなく、どちらも合わせて、
バランスよく対策していくことが必要ですね。
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